友だちへ

ふり向いた時
笑顔の君の うしろから
あかあかと
夕やけが せまっていたでしょう
ずっとずっと 手をふって
染められてゆく そのあとで
にぎやかすぎた 時間が
小さくなった

  たまに あつまった
  仲間は それぞれ
  いつまでも 風のまんなかで

  長い友だちだから
  少しは わがままでいい
  探せないと 泣いてたけど
  今日は 乾いてたね

あの頃の私は
冷たく細い 息をして
耳 ふさぎ
見えるもの 選んでいたでしょう
まっすぐな君の心
まぶしくて 後ずさりした
届かない涙だけが
胸につもった

  秋には 秋の
  色を 重ねて
  これから まだ 歩いてゆく

  長い友だちだから
  言葉 少なく なるよね
  返せるもの あるならば
  次は 電話してね

  長い友だちだから
  少しは わがままでいい
  探せないと 泣いてたけど
  今日は 乾いてたね